松戸市で交通事故に合った時の示談交渉は保険会社か弁護士事務所か?
- By: Aquaticinvaders
- カテゴリー: 交通事故
交通事故に巻き込まれた時の悩みの多くは示談交渉
何かの拍子に交通事故に巻き込まれてしまうということは、誰にでも起こり得ます。そしてその場合、本当に心身ともに辛い状態に置かれます。ケガをすれば体調の悪化も出てきますし、運良くケガがなかったとしても心にトラウマが残ってしまう場合もあります。不調が長引けば仕事や生活にも差し障りが出てくるでしょう。
このように、ただでさえ交通事故は心身に影響を及ぼすものですから、出来る限り負担を減らしながら交通事故に関わる問題は解決していきたいというのが、多くの人の希望であるはずです。
しかし実際には、交通事故に巻き込まれたことのある人の多くが、問題を上手く解決できずに何らかの悩みを抱えているということがあります。その代表的な悩みが示談交渉です。まだケガの治療中であるにも関わらず、治療費をこれ以上払えないと保険会社から言われてしまったり、保険会社から提示された過失割合に納得がいかなかったりというケースが、非常に多く存在しています。
保険会社の示談金は安い!?
多くの人はそうそう何度も交通事故に遭うことがありませんし、交通事故の被害はケースバイケースであろうと考えるため、保険会社から提示された示談金を、そういうものとして受け入れてしまいがちです。しかしそれは、あまり良くありません。交通事故の被害者として示談金の交渉に臨む場合、最もやってはいけないことが、保険会社から提示された示談金をそのまま受け入れて合意してしまう事と言われています。
実は、示談交渉における保険会社の損害賠償金の提示額は、本来もらえるはずの額からはかなり安い金額となっています。それを知らずに一発で合意してサインをしてしまうと、後からもっともらえるはずだったと気づいても、覆すことは出来ません。まだケガの治療をしているのに治療費を出してもらえなかったり、不本意な過失割合に基づいた示談金で我慢しなければならなくなってしまったりします。
なぜこのようなことが起きてしまうのかというと、保険会社には「1円でも支払いを減らしたい」という本音があるためです。示談交渉において最も守りたいのは、被害者ではなく自社です。そして、その実現のために様々な手段で、自社に有利な方向へ交渉を持って行こうとします。法律に反するようなことは勿論行いませんが、そこに「自社を犠牲にしても被害者を気遣う」という姿勢はあまりありません。
損害などの金額を算定する際、保険会社は自社独自の算定基準を用いて算定しています。保険会社の負担を軽くするために、その算定基準はどちらかというと加害者よりのものとなっていますので、保険会社の提示する示談金は、本来もらえるはずの金額よりも安くなることが一般的なのです。
そして、示談というのは、人と人とが合意に達すれば法的効力が認められるものです。算定基準が加害者に有利なもので、賠償金が安かったとしても、被害者が一旦合意してしまうと何も問題はないということになってしまうのです。
適切な賠償金を得るためには
交通事故に巻き込まれた時の示談交渉は、保険会社に任せきりにするよりも、弁護士事務所に依頼する方が、適切な賠償金を得られやすくなります。
保険会社と弁護士事務所の示談交渉における違いは、保険会社が自社独自の算定基準を用いて賠償金を算定するのに対して、弁護士事務所では、裁判所が採用する基準に基づいて金額を算出することです。そのため、保険会社よりも賠償金が高く、適切な金額になる可能性が上がるのです。
また、弁護士は被害者に依頼されていますから、被害者の利益を考えて色々と動いてくれます。保険会社の提示した金額を豊富な経験をもとに判断し、安い時はきっぱりと断ってくれます。保険会社もプロである弁護士が相手では、そうそう言いくるめることは出来なくなります。自分自身で保険会社と対峙するよりも、交渉が上手く行く確率は各段に上がると言えます。
弁護士に交渉をお願いするメリット
ここで改めて、弁護士に交通事故の示談交渉などをお願いするメリットを考えてみましょう。
まず1つ目は、何といっても、保険会社に任せるよりも示談金(賠償金)が増額する可能性が高くなるということです。既に触れたように、保険会社が提示する金額は、自社基準で算定された金額です。一方で、弁護士にお願いすれば裁判所が採用する基準で金額を算定します。その違いから、弁護士にお願いする方が賠償金が適切な金額まで上がりやすいのです。
2つ目は、自分自身で交渉を行う必要がなくなることです。過失割合をどのように考えるか、損害をどのように金額に換算するのか、交渉するためには専門知識が必要です。また、交通事故でダメージを受けていたり平日は仕事をしている中、交渉も並行して行うことは心身ともに更に負担が増します。弁護士にお願いすれば、保険会社とのやり取りは全て弁護士に任せることが出来ます。
そして3つ目は、請求漏れを防ぐことができるということです。事故直後や治療開始後、後遺障害等級認定前や後など、交通事故においては賠償に関わってくる段階がいくつかあります。その段階をしっかりと押さえることが、交渉のポイントです。そうした点に詳しい弁護士に任せることは請求漏れを防ぎ、適切な賠償金を得ることにつながります。
このように、弁護士に示談交渉をお願いすることには様々なメリットがあります。松戸市の交通事故で悩んでいる方は、一度弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。