松戸市で交通事故にあい、数日後から痛みが出てきたら

交通事故

事故後の痛みとは

交通事故にあった場合、その時は大丈夫と感じていても、後から痛みが出ることがあります。事故のときは、普段経験しない特殊な状況下であるため、興奮状態にあり、痛みなどを感じない場合があります。しかし、数日たって落ち着いてくると、興奮で誤魔化されていた痛みを感じ、そのときに初めて、怪我をしていたと気付くのです。打撲していたり、むちうちになっていたり、酷いときは骨折していたなんてこともあります。特に怖いのは、頭を打っている可能性のある場合です。実は内出血を引き起こしていて、それが数日後に大きな症状に発展することもあるからです。

まずは医師の診断書

交通事故にあい、被害者になってしまったとき、相手が任意保険に入っていれば、その保険会社が加害者の代わりに出てくるでしょう。色々聞かれ、怪我に関して自覚症状がなければ、物損のみとして話が進んでいきます。警察も怪我人がいないと言うことで物損事故として受理します。着々と話が進んでいく中、後から痛みが出てきたと言っても、聞いてくれるか不安になるかもしれません。しかし、事実怪我をしていたのですから、遠慮する必要はありません。とにかくまずは病院に行って治療をし、医師の診断書を貰うことです。今後、何をするにしてもこの診断書が重要になってきます。相手の保険会社に事情を話し、治療を開始したことを報告することによって、相手の保険会社に治療費などを請求できるようになります。

物損事故と人身事故

警察へ届ける物損事故と人身事故ですが、損害賠償となる治療費や慰謝料などの請求がとても重要になってきます。被害者にとって、物損事故のままでも特に大きなデメリットが生じないのは、軽傷であったときだけです。軽傷なら、治療費や慰謝料などが高額にならないと言うこともあり、保険会社もそのまま払ってくれることがあります。ただし、治療日数が長くなり、後遺障害がのこる場合などは人身事故に切り替える必要があります。物損事故のままだと原則、自賠責保険に請求することができません。ですので、高額になる場合は、自賠責保険を使うことを前提とするため、物損事故のままでは対応がむずかしくなります。ちゃんと治療するのなら、人身事故への切り替えは必須です。切り替えの仕方は事故日から10日以内なら、警察署に診断書を持っていけば、人身事故への切り替えを行ってくれます。それよりも後になればなるほど、切り替えを受け付けてくれなくなります。事故との因果関係を、証明することがむずかしくなるためです。人身事故に切り替えができたら、警察が実況見分といって現場で色々と調査をし、それを調書として作成してくれます。その実況見分調書は、事故時の状況においての説得力をもっていますので、相手と過失割合などでもめた場合、証拠としての力を発揮してくれます。切り替えをできなかった場合は、相手の保険会社に、人身に切り替えたい旨を報告すれば、保険としての人身事故扱いとしてくれます。こうすることで、自賠責保険も使えるので、任意保険会社も高額な治療費などを払ってくれます。しかし、人身事故にすると、加害運転手が罰則を受け免停になります。そうすると相手が車を使った仕事の場合、とても困る事になります。保険会社としては被害者と加害者の双方の和解を目指しているので、わだかまりが残るような解決は望んでいません。円満解決へつなげるために、加害者側の今後のことも考慮した提案を被害者側にする場合があります。治療費などは補償するので、物損のままでお願いしますといった内容です。けがの程度や治療の期間を考えながら、しっかり対応しましょう。

怪我を軽く見ずにしっかり治療を

人身事故に切り替えたら、あとは治療に専念します。保険会社とちゃんと話ができる松戸市内の病院であれば、治療費は保険会社から直接病院へ払われ、被害者は窓口でお金を払う必要はありません。ただし、中には本人からじゃないと受け取らない、という病院もあるため、その場合は立替払いをし、後から相手保険会社に請求します。立替払いの場合は、一般的な交通事故の自由診療だと高額で、後から戻ってくるといっても負担が大きくなります。そこで、健康保険を使いたい意思を示してみましょう。病院によっては認めてくれる場所もあります。治療に関しては、中途半端に通わず、しっかり完治、もしくは症状固定と言われるまで通いましょう。ここでしっかり通う事は、後遺障害が残った場合の、損害賠償額に影響してきます。後遺障害が残った時は、障害認定を受けます。その等級によって賠償額が大きく変わってくるのです。しかし、途中で治療を止めてしまうと、完治したものとして、後遺障害と認定されにくくなってしまいます。等級認定への資料集めや申請、病院や相手保険会社との交渉など、的確にできれば、賠償額に満足することができるでしょう。非常に専門的な知識と経験が必要になってくるので、自分ではむずかしいと感じたら、松戸市で交通事故に詳しい弁護士に相談してみるのも手です。

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